【診療科別医師の特徴】数多の病棟で働いた看護師が独断と偏見で語ります!

こんにちは、楊です。私は看護師として10年以上病院で勤務してきました。その経験を基に、各診療科の医師の特徴を看護師の視点から5つ紹介したいと思います。その科をローテートしていた研修医や親しかった医師たちの特性を通じて、各科の独自性や魅力についてお伝えします!

【診療科別医師の特徴】数多の病棟で働いた看護師が独断と偏見で語ります!

目次

  1. この記事を読んでいただくにあたって
  2. 消化器内科:基本は優しいけれど、上級医と研修医の板挟みでストレスを感じていそう
  3. 外科:とにかく忙しいから声をかけづらい、でも結局は一番頼りになるしかっこいい
  4. 循環器内科:スキルで信用を勝ち取る職人。決断力があり意思決定が早い!
  5. 脳神経外科:知性と体力をともに兼ね備えた、THE・医者
  6. 集中治療医:緊迫した現場でも精神的に落ち着いている最強のメンタルの持ち主
  7. 個人の要素もあれど、やっぱり診療科ごとの特徴は強い

この記事を読んでいただくにあたって

楊
本記事は、10年強に渡り、多数の病院、診療科の看護師として働いてきた私の独断と偏見によるものです。該当しない事例もあるかと思いますが、一つの意見としてお楽しみください。

消化器内科:基本は優しいけれど、上級医と研修医の板挟みでストレスを感じていそう

niak

消化器内科は、その科のカバーしている範囲が広いため、総合病院などでは入院患者さんがかなり多くなる傾向にあります。そのため、消化器内科チームが上級医ごとに数チームに分かれている病院は多いかと思います。

普段病棟で見ていて感じるのは、チームの特徴が、上級医の性格カラーに染まりやすく、上級医が私たち看護師に優しいと、そのチームの消化器内科の先生も、それに合わせるかのように私たちに優しくしてくれるということです。

また、これも私の経験に基づく偏見ですが、消化器内科医は穏やかな印象があり、看護師に対してもフレンドリーな先生が多いです。挨拶をすると当たり前のように返してくれます。病棟での処置もそれなりに多いので、看護師と関わる時間が長いのもあるかもしれませんね。実際、消化器内科医はベットサイドにいる時間が長いため、病棟の若手看護師と付き合っている先生も多くいらっしゃいました。

しかし、そんな消化器内科の先生も、たまにイライラしていそうだなと感じる時があります。それは、チームの上級医の先生と、研修医の先生の間で板挟みになっている時です。上級医の先生のお伺いを立てながら、若手の研修医の先生にも配慮をしつつ長時間勤務をするのは、かなり根気の要る仕事だなと、影ながら思っています。

楊
ただ、消化器内科の先生はいつも内視鏡で夜遅くまで病棟に残っているので心配です...

外科:とにかく忙しいから声をかけづらい、でも結局は一番頼りになるしかっこいい

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外科の先生が忙しいというのは、医療関係者ではない方でもご存じかと思います。実際、どの病院でも、朝病棟回診に来るのは外科の先生が一番早かった印象があります。早い先生は6時過ぎには病棟に現れ、充血した目や寝癖が目立ちます。

そして、手術が終わっても、オペ記録を書いたり、ドレーンと呼ばれる患者さんの体内から血液などを排出するための管の管理をされたりと、いつも遅くまで病棟に残っています。

いつも疲れているようにも見える外科の先生ですが、中心静脈カテーテル挿入などの処置はスムーズですし、体力もある印象なので、病棟で一緒にお仕事をするにはとても頼りがいのある方ばかりです。

そして、意外にも思われるかもしれませんが、夜まで飲み会をされているのは、実は外科の先生がトップクラスに多い気がしています(笑)。

楊
そんな外科の先生が、休日にお子さんといらっしゃるところを病院近くで拝見すると、どこかほっとした気持ちになります。

循環器内科:スキルで信用を勝ち取る職人。決断力があり意思決定が早い!

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心不全、心筋梗塞。心臓に関わる領域の循環器内科は、スピーディーな決断と行動力が求められるため、病棟の指示や処置が最も迅速な方が多いです。特に、カテーテル治療を行っている病院では、緊急で手術や検査を行うため、基本的にとても忙しいです。専門分野に特化しているため、手術のスキルが高く、患者の信頼度が高い医師が多い職人気質なイメージを持っています。患者さんが「不愛想な先生だけど、腕はいいのよ。」とおっしゃっていることが稀にあります(笑)。

しかし、循環器内科医の先生に対して怖がっている若手の看護師もそこそいる印象です。忙しさもあって、普段からなかなか電話に出てくれなかったり、循環器内科医独自のルールが難しかったりするためです。もう少し優しく接して欲しいな、、、と思ったこともあります。

楊
循環器内科の先生は、臨床現場での決断も早いので、プライベートや人生の方向性についても素早く決断をされているようなイメージを持っています。

脳神経外科:知性と体力をともに兼ね備えた、THE・医者

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私の考えですが、脳外科の先生は、知性と体力を兼ね備えた、生粋の医師というイメージがあります。

脳という難しい構造を理解した難易度の高い手術をするだけではなく、くも膜下出血のコイル塞栓術や脳梗塞の血栓回収治療など、緊急性の高い処置も夜間・休日関わらずされており、本当にかっこいいです。私の中で、医師と言われてパッとイメージするとしたら、脳外科の先生が浮かびます。

構造が難しいにも関わらず、その構造を理解し常に良い治療を提供しようと自己一方で、こだわりが強く、医師によっても治療方針が変わりやすい印象があります。時々、手術中に意見の対立をしている場面を見かけます。

集中治療医:緊迫した現場でも精神的に落ち着いている最強のメンタルの持ち主

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集中治療医の先生といえば、とにかく別格の存在感と優しさ、落ち着きを持っているイメージがあります。看護師の目線に立ってコミュニケーションをとり、嫌な態度は出すことが少ない印象です。

特に、急変時の対応に慣れていらっしゃる先生が多いので、緊迫した現場であっても、怒鳴ったりすることなく、落ち着いて研修医や看護師にも丁寧に教えてくれます。緊迫した現場で優しい声かけができるのは、とても好印象です。

疾患や医療機器の使い方についても、まるで学校の先生のように教えてくださる方が多く、安心感があります。

プライベートを一緒に過ごすとしたら、私は落ち着きのあって優しい集中治療医の先生方を推します!

個人の要素もあれど、やっぱり診療科ごとの特徴は強い

今回は、5つの診療科について、私の偏見で語ってみました。結局は個人の性格に寄るよ、といわれるとそこまでかもしれませんが、実際に診療科ごとに医師のキャラが分かれるのは事実だと思います。

やっぱり、忙しく手術の長い科の先生は体育会系の方が多いですし、処置のスピードが求められる科であれば、決断力が高い方が多いと思います。そして、こういいた性格は、仕事以外のプライベートでもある程度反映されるのかなあと思っています。

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楊

この記事のライター

看護師歴10年以上、医療現場の世界しか知らない。以前は身も心もボロボロになりながら働いていた。自分らしく生きるために執筆を開始しライターとして活動中。

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