【ぜひ応募して】驚きの高収入!あり得ない特殊な医師バイト4選
麻酔科医として働く筆者が見かけたことのある、特徴的なバイトをご紹介します。医師業は常時流通する鉄板のバイトに限らず、スポットで面白い仕事の募集もあります。「こんな仕事あるのか!」と医師免許の凄さを感じます。紹介会社に登録して募集を眺めてみてはいかがでしょうか?
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離島や北海道の住み込み季節アルバイト
北海道の奥地、離島など医療過疎でアクセスが良くないところに1ヶ月単位などで住み込み、地域医療に従事するお仕事です。そこそこ定期的に募集がでるようです。付近に観光地がある場所なら「お休みの日は観光していただけます!」など、あからさまにワーケーション的な魅力をアピールしていることもあります。住み込みなので、常勤や定期非常勤の契約がある人は応募できないでしょうが、例えば転職間のブランク期間などで働くのはどうでしょうか。給与水準は1ヶ月100万円程度からのようです。
マラソン大会で走りながら緊急時に対応するアルバイト
マラソンイベントなどスポーツイベントでは普通、救護人員が確保してあり、詰め所で待機するのが一般的です。が、なんとマラソン大会で選手として走りながら、もし近くで救護が必要なヒトがいたら対応する、という仕事がありました。なお某都市マラソンでも似たような制度がありますが、給料は出ずボランティアとしての参加枠になっておりました。
海外に患者を移送するのについていくお仕事
日本国内で医療介入中の外国人患者と一緒に飛行機に乗る、という単発のお仕事で、数日の拘束日数でそれなりの高額給与、なにかあっても医療行為は別のスタッフがやるような雰囲気の条件でした。応募要件は医師免許に加えて、パスポートを持っていること。詳細は問い合わせしていないのでわかりません。通常の医師賠償責任保険が使えるのか、あとは外交リスクがあるのかどうか。いろんなリスク面を考えると応募するには勇気も必要かな、と思います。
麻酔科学会中にホテルで待機をするアルバイト
筆者は麻酔科医なので麻酔科のバイトも紹介します。麻酔科学会中は全国の麻酔科医が出払うので、麻酔科医が手薄になります。予定手術は予定を変更できますが、緊急手術の場合はそういうわけにいきません。常勤が1人しかいいない病院など全国に多数存在しますから、緊急手術で麻酔をする人を確保する必要が出てきます。そこで、学会の会期中だけ近隣ホテルに待機して、もし緊急手術が発生したら呼び出すという仕事の募集がでます。
私が契約した案件では近隣にいることだけ要求され、手術がなければ出勤も不要。飲酒しなければ駆けつけられる範囲で遊んでててOK、というものでした。
医師のアルバイトは人生の幅を広げる
今回紹介したのは特殊アルバイトばかりですが、紹介会社に登録すれば常時いろんなアルバイトが流通していることがわかります。医局に入ってしまうと、どうしても勤務地は自宅の近く、一緒に働く人も医局の息のかかった医師や関連病院のスタッフだけになるなど、閉鎖的な人間関係になりがちですが、アルバイトは場所も変わればやり方も違って新鮮な気持ちになることができます。また不慣れな環境での仕事は医師としての技量もあげてくれますし、一般的にアルバイトは常勤職よりも給与水準が高く設定されています。知らないところで働くのは勇気がいるかもしれませんが、ぜひいろんなアルバイトを経験してみてはどうでしょうか。
※一般にアルバイトが可能になるのは初期研修終了後になります。
この記事のライター
KCP ニッチな麻酔科ライター
フリー麻酔科医のライターです。ニッチな麻酔の記事を書いたりしていますhttp://note.com/kcp。仕事依頼などはX(Twitter)のDMから。https://twitter.com/KCP58227768
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