看護師のお金にまつわる失敗談~医療保険編~
保険加入について、保険会社が沢山あり、自分にあっているものや値段など選択肢が多いと思います。また資産運用をしている人にとっては、保険加入についての捉え方も違うと思います。今回は、私が保険加入したときの失敗談についてお話していきたいと思います。
目次
はじめに
私たちの生活において、保険の加入は重要な選択の一つとなっています。テレビCMや電車内の広告など、日常のあらゆる場面で保険に関する情報に触れる機会が多いのではないでしょうか。
数多くの保険会社が存在し、それぞれが特徴的な商品を提供しているため、自分に最適な保険プランや保険料の選択に迷うことも少なくありません。特に資産運用に取り組んでいる方々は、保険加入に対して独自の視点や考え方をお持ちかもしれません。そこで今回は、私自身が保険に加入した際の経験から得た教訓について、皆様と共有させていただきたいと思います。
医療保険は加入しなくても良いと思っていた
新人の頃、私は医療保険に入っていませんでした。
「貯金があるため、何かあっても大丈夫だろう」と思っていました。しかし、コロナ禍により漠然と不安が襲い、保険に入る必要性を感じるようになりました。
そんな中、知り合いを通じてファイナンシャルプランナー(FP)さんを紹介してもらい、初めて保険についての説明を受けました。
保険の内容については、私の希望も伝えつつ、FPさんの言う通りに流れが進んでいきました。 保険については、生命保険、ガン保険、死亡保険の3つの保険会社に加入しました。月に合計38,000円の引き落としでしたが、当時は私にあった保険だと思っていたため、高いとは思っていませんでした。
しかし、加入してから3年後、ふと保険料について高いのではと思うようになりました。当時のFPさんとは縁が切れていたため、自身で保険の見直しを行うことになりました。
保険の内容には、不必要なものもあった
保険の見直しを通じて、私は重要な気づきを得ることができました。当初は適切な保障内容だと考えていた保険でしたが、詳細な見直しにより、いくつかの保険が不要であることが判明しました。
特にがん保険については、家族歴にがんの既往歴がないため、特別な保障の必要性は低いことがわかりました。また、死亡保険についても、独身であり葬儀費用は貯蓄で対応可能であること、さらに不動産投資による資産が死亡保険の代替となることから、不要だと判断しました。
早期の保険見直しができていれば、不要な保険料支払いを避けることができたはずです。このことから、定期的な保険の見直しと、自身のライフスタイルや資産状況に応じた保障内容の適正化が重要だと実感しました。特に資産運用や投資を行っている場合は、それらを保障の一部として考慮し、総合的な資産計画の中で保険の必要性を判断することが大切です。
保険会社を見直すことに
また、私の保険見直しの経験から、積立型保険に関する重要な気づきがありました。当初、銀行預金のような単純な積立商品だと思っていた積立型保険でしたが、実際は保険料と積立部分が組み合わさった商品であり、満期時の受取額は積立額より少なくなることがわかりました。保険と資産形成は別々に考えることで、より効率的な運用が可能となりました。
資産形成の選択肢として、給与天引きの財形貯蓄やNISAなどの制度を活用することで、目的に応じた資産形成が実現できます。保険の見直しにより、同じ保障内容でも他社の保険料がより安価であることが判明し、不要なオプションの見直しによる保険料の削減が可能となりました。
積立型の商品を見直し、純粋な資産形成商品への切り替えを行いましたが、資産形成商品は中途解約に制限があるため、長期的な視点での運用が必要です。結果として、必要最低限の保障に絞った保険と、より効率的な資産形成手段の組み合わせにより、家計の最適化を図ることができました。
保険加入の際には情報収集が大事
保険相談窓口は多様化しており、「ほけんの窓口」と「保険見直し本舗」が代表的な選択肢として挙げられます。両社とも無料で相談可能で、それぞれ40社以上の保険商品を取り扱っているため、幅広い選択肢から自分に合った保険を見つけることができます。
近年はスマートフォンを通じて24時間365日、いつでも保険の見積もりや契約が可能になっており、情報収集がより容易になっています。しかし、一つの相談窓口や情報源だけに頼るのではなく、複数の窓口で相談し、比較検討することが重要です。保険は定期的な見直しが必要です。その理由として、ライフステージの変化に応じて必要な保障が変わることや、医療技術の進歩により保障内容が古くなる可能性があること、新しい保険商品の登場により、より適切な選択肢が増えることが挙げられます。
保険の見直しでは、必要な保障と保険料のバランスを確認し、現在のライフステージに合った保障内容の検討、不要なオプションの見直しによる保険料の最適化が重要です。定期的な見直しにより、必要最低限の保障を適正な保険料で確保することが可能となり、結果として家計の改善にもつながります。
まとめ:忙しさを理由にせずに保険内容を早めに見直すことが大切
保険加入や今加入している保険については、それぞれのライフスタイルで必要なものが違うと思います。独身者と結婚しお子さんがいる家庭では保険の内容も違います。また、資産運用などで死亡保険になる代わりがある場合だと、死亡保険も入らなくてもよいと思うかもしれません。是非、定期的に保険の見直しをすることをオススメします。
この記事のライター
楊
看護師歴10年以上、医療現場の世界しか知らない。以前は身も心もボロボロになりながら働いていた。自分らしく生きるために執筆を開始しライターとして活動中。
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