やっぱり気になるお金の話!総合病院勤務の看護師が教える看護師の給料事情とは?
看護師の給料について、どのくらい貰っているのか気になりますよね。実際に総合病院で勤務している私の経験をもとにお伝えしていきます。転職の経験があるため、病院によっても給料体系が異なるため、年収も変わってきます。意外と看護師の給料って高いんです...!
目次
この記事を読んでいただくにあたって
意外にも看護師1年目が一番手取りが多かった
初任給は21万円、1年目の給料は平均約25万円!
私が看護師1年目の初任給は、基本給 224,100円、手取りとして210,491円でした。初めての給料で手取り21万円は多い方ではないでしょうか。
初任給では雇用保険料、所得税が差し引かれ、病院の互助会費、事業団会費も含むと16,000円程度控除されます。翌月より厚生年金保険料、健康保険料が控除額に含まれてきます。
病棟にも慣れて半年ほどで夜勤に入り始めます。当時の病院は土日や祝日に勤務をすると休日手当がもらえました。そのため、夜勤や土日、祝日の勤務をするようになると、1年目でも給料は手取りで月24-27万円でした。
ボーナスはというと、1年目は夏16万円、冬40万円でした。
給料の内訳についてお話します
病院の特徴によって手当はさまざま
看護師は配属先によってさまざまな手当が付きます。
まず、病棟看護師であれば、病院によっては病棟勤務手当がついたりします。手術室看護師やカテーテル治療専属の看護師など、待機や呼び出し対応が必要な業務に関しては、待機手当や呼び出し手当がついたりします。手術室など放射線被ばくの可能性がある業務に関しては、危険手当などが付きます。
残業手当については、平均1時間約2,000~2,500円位です。深夜の残業手当(夜勤明けでの残業時間)も別途手当がつくこともあります。残業時間については手当額が大きいため、残業代はしっかりと申請しますが、先輩看護師よりも、まだ仕事に不慣れだったりする看護師1年目、2年目の方が残業時間が多かったりします(違和感がありますが...)。
夜勤手当については、平均夜勤1回10,000円~14,000円程度です。夜勤回数が5回だとして、1回14,000円手当がつくとしたら、夜勤だけで70,000円貰える計算になりますね。
外来看護師に比べ、病棟看護師の方が夜勤もあるため、給料は病棟看護師の方が多くなります。病棟看護師であっても、待機や呼び出し対応があると、プラスして手当が付与されるため、給料はかなり増えていきます。
その他の手当として、地域手当や死体処理手当がつく病院もあります。
また、住宅手当については、ほとんどの病院に手当てがあり、平均15,000円~30,000円程度です。
しかし、身体的・精神的に辛かった記憶があります。
看護師経験年数別での年収は想像を超える額!?
一般的な総合病院の看護師は年収550万円以上(役職なし)
ここからは年収別にお話ししていきます。一般的な総合病院で勤務していた時は、1年目310万、2年目497万、3年目512万、4年目540万でした。
看護師3年で1人前の看護師と言われています。私の場合は3年目以降で年収が500万円台に乗りました。一般的な看護師の年収は500万円台です。
私は看護師5年目で三次救急の総合病院へ転職をし、夜勤回数、残業時間が増え、手当額や給料形態が変わりましたが、それを踏まえて経験年数での年収をお伝えします。
5年目450万+退職金(転職後のため)、6年目590万、7年目600万、8年目650万。このままま行くと9年目が気になりますよね。役職はついていませんが9年目は、、、
なんと年収700万でした。
しかし、三次救急だと忙しさの程度が違い、残業時間も増えていたため、年収が大幅に上がっていったのだと思います。一般的な総合病院で働いていたら、看護師10年目以降で年収560~600万円です。役職がついていたり、勤続年数が長いとその分基本給も上がるため、年収は600万円台になると思います。
看護師のボーナス事情:私の場合は年間80万円ほど
病院別に比べてもボーナスの額はあまり変わらない
私は総合病院での転職を経験してきましたが、病院別に比較してもボーナスの額は大きく変わりませんでした。
看護師の経験年数でボーナスの額も少し変わりますが、平均して夏は40万円程度、冬は40万円後半でした。
コロナ禍の時はボーナスとは別に臨時収入があったりしました。勤続年数が長ければ、基本給もあがるため、ボーナスも着実に増えていきます。勤続年数が10年、20年の看護師は上記のボーナスよりも、もっと多いということになります。
看護師の年収は500万以上で給料も安定している
総合病院で勤務する看護師の給料事情についてお話をしました。夜勤をしている看護師は手当も多くなるため、外来看護師より給料は多く貰えます。そのため、夜勤をしている看護師は年収500万円以上になります。
また、二次救急よりも三次救急で勤務する看護師の方が高く、残業時間やその他の手当も多くなり、給料や年収が上がっていきます。
忙しさを覚悟して給料を取るか、ワークライフバランスを取るかはあなた次第です。是非ご参考にしていただけると嬉しいです。
この記事のライター
楊
看護師歴10年以上、医療現場の世界しか知らない。以前は身も心もボロボロになりながら働いていた。自分らしく生きるために執筆を開始しライターとして活動中。
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