看護師復職体験談:8ヶ月のブランク後、病棟看護に戻って見えた新しい景色

こんにちは、ヒマワリです。自分に合わない環境や多忙さの中無理をして働いたことにより体調を崩し、看護師を一度辞めるまで追い込まれてしまった私が、再度病棟看護師として復職し、どのような心境の変化があったかをまとめます。看護師ブランク中の方、またこれから復帰しようかと悩まれている方の手助けになれば幸いです。

看護師復職体験談:8ヶ月のブランク後、病棟看護に戻って見えた新しい景色

目次

  1. ブランクを経て看護師への復職を決意!
  2. 不安の中、就職先探し!
  3. 今の自分に合った就職先とは?
  4. 復職してみて感じたこと

ブランクを経て看護師への復職を決意!

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Elf-Moondance

新卒から4年目、スキルアップのために転職した先の大学病院で必死に働いた結果、自分に合わない環境と日々の忙しさに忙殺され体調を崩し看護師を辞めることに…。

それから約8か月間、看護師とは全く関係のない書店員のアルバイトを経て、やはり看護師に戻りたいと思った私は、復職を決意しました。

不安の中、就職先探し!

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Memed_Nurrohmad

看護師へ復職するために、まずは就職先探しを行いました。ブランクは約8か月。この期間は一般的に短いのか長いのかわかりませんが、一旦看護を離れたため多少の不安はありました。

「看護技術が衰えていないかな…」、「無理をする働き方をして、また体調を崩すようなことになってしまわないかな…」、「あの多忙な環境で通用するかな…」など様々な心配事がありました。

この不安を払拭できるような就職先はあるのだろうか、そういう気持ちで探し始めたことを覚えています。

今の自分に合った就職先とは?

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OpenClipart-Vectors

こんな不安の中でも、これからも長く看護師を続けていくためには、約5年間の看護師経験を積んだ現在の自分の働き方をもう一度見直してみることが大切だと思いました。就職先の環境、勤務地、勤務形態など様々な側面から考え整理し、次のような条件に合う就職先を探そうと思いました。

  • 勤務地が家から30分以内
  • 人間関係(悪いウワサが少ない、同世代の職員がいる)
  • 患者さんの直接的なケアができる病棟勤務をしたい。(外来はもうイヤ…)
  • 病床数200床以下の病院。(大病院の人間関係に疲れたから…)
  • 今後結婚・出産にむけて、子育て世帯が働きやすい病院

この条件をベースに、看護師転職サイトや知人の口コミなどを参考に就職先を探し、面接を経て、晴れて病棟看護師への復職が決まりました!

復職してみて感じたこと

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Elf-Moondance

直接的に患者さんと関われる喜び

外来業務を経験し、病棟看護師として復職すると、まず感じたのは「患者さんに直接的にケアができる喜び」でした。現在進行形で病気と闘っている患者さんに、清拭や食事介助を行いながらお話したり、全身状態を観察しアセスメントすることは私にとって楽しく喜びを感じることなんだと改めて気づきました

また、よく覚えているのは、付き添われている家族さんの不安を取り除けたときです。「丁寧に説明してくれて、とってもわかりやすかったよ、ありがとう」と心からホッとされたお顔を見て、私もとても嬉しくなったのを覚えています。

しかし、やはり多忙であることはどこの病院も共通しています。「もう少しゆっくり患者さんとお話がしたい」、「気分転換に車いすに乗せてあげたい」という、してあげたいけど時間がなくてできないモヤモヤは日々感じていました。ケアができる喜びはありますが、常に業務に追われることには違和感を感じながら働いていました。

不規則な勤務形態はやはり辛い‥

約1年間夜勤から離れていたため、夜勤が始まったころはやはり辛かったです。続けていると慣れてきますが、再び慣れるのに数か月はかかりました。今でも夜勤に対しては苦手意識が強いです‥。

小規模な人間関係で居心地が良かった

大学病院であれば医師や看護師が多く、広い人間関係に疲れてしまっていた部分がありました。たくさんの先生とお会いする機会はありましたが、外来だったのもあり診察時のみなのでその場で話す程度でした。

復職した病院は医師の数は10人程度。コロナ渦の時期だったこともあり歓迎会などは多くはありませんでしたが、仲良くなった先生とコロナが落ち着いた後、飲みに行ったりして深い付き合いができました。先生との出会いの数は減りましたが、接する機会が多い分、より仲良くなれた先生が多かったです。

私のように、復職して、また違った病院で働き始めることで、また違った世界で頑張れることも多いと思います。この記事が、看護師として働くことに悩んでいる方に届けば嬉しいです。

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ヒマワリ

この記事のライター

ヒマワリ

看護師専門学校を卒業後、看護師として急性期病院、地域密着型病院、大学病院で病棟・外来勤務を経験。周手術期から慢性期、終末期まで様々な患者様と関わってきました。そんな中、多忙や勤務形態の過酷さでキャパシティを超え嫌気が差すというよくあるパターンで看護師を一旦離脱。本屋でアルバイトをしてみたり、ニートをしてみたり、はたまた戻ったりで現在に至ります。今は保育士資格とのダブルライセンスを目指し勉強中です!

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