看護学生必見!看護師国家試験の勉強法や対策開始のタイミングを徹底解説!
看護学生最後の難関、看護師国家試験まで残り4ヶ月になりました。不安になりながらも勉強を頑張っていることと思います。今回は、かつて看護師国家資格を受験した私の経験をもとに、試験勉強をうまく乗り越えるコツや勉強法をピックアップしてお伝えしていきます。
受験勉強は半年前からで良い?
私が看護師国家試験を受験したのは、2017年。もう7年前の記憶にはなるが、できるだけ蘇らせて伝えていこうと思う。月日が経っているため現在の受験内容と少し異なるところもあるかもしれないが、これは私が受験した当時の記録ということを頭に入れて読んだいただきたい。
私は4年生総合大学の看護学部を卒業した。大学間で異なる場合もあるかと思うが、私の大学では4年目の夏(7〜8月)まで最後の実習があり、全員が同じ時期に最後の実習を終える。看護師国家資格の勉強を本格的に始めたのは、夏休みが終わり、新学期が始まった頃だった。受験は2月であるため、半年前くらいから受験勉強を開始したことになる。
私の印象では、看護師国家資格の勉強はおそらく半年前くらいからが丁度よいと思う。最終学年になっても実習等がある看護学生にとって、大学受験のように一年前やそれ以上前からの準備は、物理的に難しいと感じる。
大学で行われる国際対策授業
私の大学には、毎年看護師国家試験のためだけに現れる担当の講師がいた。その講師のもと、毎年私たちの大学は学生100名近くが同じ教室で合格率100%を目指し共に勉強に励む。
その講師曰く、私の大学では、直近5〜6年間、1年おきに合格率100%を叩き出す年と必ず一名が落ちる年を繰り返しているのだと。ちなみに私の学年はその1名が落ちるであろう年だと言われていた。そう言われてみんなが必死だった。
そんな講師のもと、特定の教材が全員に配布され、それに基づき受験日までの半年間徹底的に勉強した。1週間のうち、全体で4コマ(1コマ1時間半の講義)があった記憶がある。受験前最後の授業では卒業試験があり、それに落ちると看護師国家試験を受けられないというなんとも恐ろしいものだった。
自己学習の大切さ
とはいえ、大学の授業だけで受験に合格することはまずないだろう。自分でその時間以外の予習、復習が大切になる。学んだことをその日のうちに復習することで学習効率は上がり、また記憶力の定着にもつながる。
私の場合、大学で支給された教材の他に、レビューブック(医師・看護師国家試験のための教材)を使って勉強した。ちなみに私の周りの友達ほぼ全員がレビューブックを持っていた。この本は一冊に全てがまとまっているため、これだけを勉強すれば合格できるという人がいるほど、毎年信者の多い本になったいる。
私は、レビューブックに付箋をつけたり、マーカーを引いたりして使用していた。最初の数ヶ月は大学の講義に加え、レビューブックを使い、同時進行でひたすら勉強していた。
そして年が明け、受験まで1〜2ヶ月となった段階で過去問を解き始めた。自分でしっかり時間を測って試験同様の気持ちで過去問に挑む。また採点後は、しっかり間違えを見直すことが過去問を解く上で大切になると思う。
必修問題で足下をすくわれないように
看護師国家資格の最初の50問は必修問題だ。必修問題には、確実に80%以上の正解する必要がある。そこでの問題は決して難しいものではないが、確実に一問一問解いていくことが合格の鍵になる。
しっかり問題を読み、解き終わった後もしっかり見直す。うっかりしたミスでここでの合格基準に満たせず、国家試験に落ちる場合が不合格者のほとんどを占めるのではないかと思うほど、重要なところである。
自分にあった勉強方法を学ぶところからスタート
自分にあった勉強方法を知っておくことは、看護師になったあとでも、どの分野であっても、何かを学習する上では必ず大切になると思う。朝勉強するのがいいのか、夜の方が集中力があるのかといったことや、一人で勉強するのが好きなのか、場所はどこがいいのか。
私は、一人でカフェなどの公共の場に出掛けて勉強するのが合っていた。大学の図書館や自宅で勉強するよりも騒がしいが、カフェでコーヒーを飲みながら勉強するのが一番集中力が続いた。何かを暗記したりするときも同じだった。
また、一日に10時間以上勉強できる超人達も中にはいると思うが、オンオフをしっかり取るのも大事だと感じる。適度に運動をしたり、たまには友達や家族と遊びに行ったりと気分転換をするのも効率的な学習につながる。
体調管理も試験対策と同じくらい大切
長時間の試験になり、集中力も試される。体調管理は大切な準備の一部であり、怠ると最後に足下をすくわれる。
試験前1週間は勉強することも大切だが、規則正しい生活、ストレスを溜めすぎず過ごすことが大切になる。看護学生最後の難関、国家試験はしっかり準備をしていれば決して難しいものではないと感じる。自分を信じて乗り越えて欲しいと心から感じる。
この記事のライター
Haru
東京で生まれ育ち、大学卒業後、都内病院でICU看護師として働く。3年目で退職し、オーストラリア、シドニーに語学留学へ。その後2021年にイギリスへ渡英し、2023年英国看護師免許を取得。現在ロンドン国営病院の胸部外科病棟に勤務。趣味は、旅行、アウトドア全般、スポーツ観戦、映画鑑賞、読書。 https://note.com/haluuuuu64/ イギリスの看護師事情についてのブログや英国看護師を目指す方へ相談を中心としたサポートをしています。
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