節約の鬼、初期研修医の家計戦略:国際遠距離恋愛と年収600万円の両立

年収額面600万円(手取り450万円)の初期研修医として、私の家計戦略は「削れるところはガンガン削る、使いたいところに思いっきり使う」です。国際遠距離恋愛をしている私には、相手に会うだけでにはお金がかかるからです。今回はそんな私の家計簿を公開します!

節約の鬼、初期研修医の家計戦略:国際遠距離恋愛と年収600万円の両立

目次

  1. 遠距離恋愛にはお金がかかる、in-outを明確に
  2. 可能な限り金額を抑える部分
  3. 適度に金額を抑える部分
  4. 使うことを惜しまない部分
  5. 金額をあまり気にしていない部分
  6. 節約だけではなく、何にお金をかけるかが大事

遠距離恋愛にはお金がかかる、in-outを明確に

年収額面600万円(手取り450万円)という条件下で、国際遠距離恋愛をしながら、どのようにお金のやりくりをしているのか、今回は具体的な数字とともにお伝えします。

私の家計戦略は「削れるところはガンガン削る、使いたいところに思いっきり使う」です。特に国際遠距離恋愛にはお金がかかるため、メリハリをつけた支出管理が欠かせません。それでは、各項目ごとに詳しく見ていきましょう。

可能な限り金額を抑える部分

家賃:年間36万円(天引きなので手取りに含みません)

私は幸い、社宅のある研修病院を選んだので、家賃は自動で削ることができます。月に3万円ほどです。周りの話を聞いていると、平均値くらいかなと思います。安いところだと、5000円という大学の同期もいました。

今から研修先を選ぶ方は、敷金礼金仲介手数料はバカにならないので、ぜひ社宅のある病院を選ぶことをオススメします。

食費:年間15万円(旅行中の食費と交際費除く)

食費は削ろうと思えば大幅に削減することができます。ただし、健康を害しては本末転倒なので、健康を維持しつつ削減します。容量の大きい冷蔵庫を買い、自炊して作り置きすると削りやすくなります。鶏肉、豚肉、トマト缶はいつでも比較的手頃で便利です。

病院の食堂も大体400円ほどで、私からすると高いので、ほぼ自炊弁当です。自炊している日の平均食費(飲料含む)は400円程度です。ハイポ病院ということもありますが、休むほどの体調不良になったのは1年半研修して1日だけですので、外食やコンビニ弁当ばかりよりは栄養的にマシだと、同期を見て思います。

また、飲料は水道水を飲んでいます。地方から首都圏に来た(戻ってきた)方には耐え難いようですが、免疫不全もないので日本の水道水はまあ飲めます。

なんなら病院内でも、患者さんが水道水でOKと言えば飲水テストを水道水でしていることもあり、特に問題ありません。

自販機で飲み物を買うことは某夢の国や旅先くらいでしかありません。コンビニでお菓子を買うことも基本的にしないようにしています。院内にコンビニはありますが、毎日おやつやコーヒーなど買っていたら全くもってバカにならない金額がかかるので、スーパーで買ったお菓子を食べています。

むーみん
むーみん
とはいえ、たまに食べたいケーキも買います。

日用品:年間10万円

いわゆる「ウエル活」というものをやっています。20日だけWAON POINTが2ポイント3円分で使えるというものです。お得感が楽しくて明らかに無駄なものも買っているので、抑えられているかは定かではありません。

適度に金額を抑える部分

交際費:年間20万円(旅行除く)

行きたくない食事や飲み会、その2次会などには行かないようにしています。

例えば、飲み方の激しそうな飲み会には一度も行ったことがありません。アルコールは飲めないので、飲み会の時点でなんだか損している気分になるのも一因です。

会いたい友達に会う機会は定期的に設け、自ら企画も積極的にします。もちろんトラブルにならないよう気をつけた上ですが、自ら企画すれば場所や価格帯を自分の思うようにしやすいです。極端に削りすぎて交友関係を狭めるのも良くないので、使うべき時は使うようにもしています

書籍代:年間6万円

研修医になると、何かと本が必要になることが増えますよね。大きい病院ならあるはずの院内図書館なども利用すると安く済みやすいです。

また、医師ポイ活をして貯まったポイントで買うとより安くなります。m3のポイントで一番利用効率が良いのはm3で書籍を買う場合です。

交通費:年間9万円(旅行中の交通費除く)

都内一駅くらいは歩きます。バスは暑い時期には乗ります。自転車を活用できる時は自転車も活用して安くしています。

光熱費:年間15万円

水道代は基本料がほとんどなので基本的に気にせず使っています。電気は電灯を省エネ家電にしました。

しばらく使わない部分のコンセントは抜いたり、ブレーカーを落としたりしています。ガスは基本OFFでお風呂と冬場の使う時だけつけています。

美容被服費:年間10万円

服はオンラインの安いところで買うことが多いです。これについては非常に賛否両論あると思います。ビタミンや鉄などのサプリメントはニキビがかなりできやすく鉄分は不足しやすいので飲んでいます。

使うことを惜しまない部分

友人との旅費:年間30万円

せっかくハイポに来たなら旅行しよう!ということで旅費はかなり使っています。早めの予約、安い新幹線のチケットなどは駆使して同じクオリティで可能な限り安くということは意識しています。

交際相手との旅費:年間100万円

堂々の支出第一位です。国際遠距離とは恐ろしいものですね。飛行機代の抑え方については別記事で紹介しようと思います。

宿代は高くないところを選んでいます。安全に清潔に宿泊できればなんでもいいですね。食事も基本は安価〜普通のところを選んでいて、ファストフードには基本行かず現地らしいものを食べています。二人とも飲まないので、アルコール代がかからないのも一因かもしれません。

投資:年間120万円

基本的には積み立てています。たまに個別株も買いますが、あまりきちんとした戦略もないので積立が一番伸びています。NISAを上手く活用できるとよいのではないでしょうか。

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企業型確定拠出年金:年間23万円(天引きのため手取りに含まず)

60歳まで手に入らないのでやらない方もいますが、節税したいので取り組んでいます。社会保険料の算定時期は企業型確定拠出年金の額を高めに設定しています。

運動費:年間2万円

友人に「運動など健康に必要なお金はあえて予算を組んで使うべき」と言われてハッとしました。福利厚生でジムに少し安く行けるのもあり、ジムに行くなどしています。運動は元々好きではないので、全力で使って2万円くらいは使うようにしようとしています。

金額をあまり気にしていない部分

医療費:年間60万円(うちICL52万円)

さすがにこれは仕方がないものですね。実際、同期で癌になった方も複数人います。医療費がかかるときはどうしようもありません。幸い健康なので健康面は安く済んでおります。ありがたいことです。ICLはやったので元から視力が良い方よりはかなりかかりました。

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家族関連費:年間10万円

買いたいものがある時やお土産などを買っています。1年前に初任給旅行はしましたが、母の日ディナー等を真面目にやるタイプではありません。

保険料:年間3万円

自転車に乗るので自転車保険に入っています。あとは健康関連も万が一入院すると高いので、入院1日目から保険金が降りるタイプの健康関連の保険にも一応入っています。

節約だけではなく、何にお金をかけるかが大事

初期研修医の年収600万円という条件下でも、メリハリのある支出管理により、国際遠距離恋愛を含む充実した生活が可能です。削れるところは徹底的に削り、大切にしたい部分には惜しみなく投資する。この戦略により、財政的な制約を感じることなく、自分の優先順位に合わせた生活を送ることができます。皆さんも自分なりの家計戦略を立て、充実した研修生活を送ってください。

むーみん

この記事のライター

むーみん

関東で初期研修をする2年目です。都会の中高一貫女子校を卒業し、関東の医学部を卒業しました。専門は麻酔科に進む予定です。

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