【真実の口Vol.3】私の心臓、CTだと右にあるみたいなんですけど...
さて、今回も「偽医者」対策をまとめた真実の口シリーズです。医師や医学生なら答えられるはずのQ&Aをピックアップしてみました。読者の方から投稿いただいた内容も盛り込んでいます!医師と会話のネタとしても有用かもしれません!
目次
前回までの記事はこちら
Q11. 川崎医大って東京から電車でどれくらいでしたっけ?
川崎医大といえば、医師、医学生であれば誰でも知っている医学部単体の私立大学ですよね。「川崎」と聞くと、おそらく川崎医大の地元の方以外は、神奈川県川崎市を真っ先に思い浮かべることでしょう。
ところがどっこい、川崎医大は岡山県の倉敷市にキャンパスを構えます。名称の「川崎」は創立者の川﨑祐宣氏に由来するそうです。
このことを知らないであろう偽医者に「川崎医大って東京からどれくらい?」と聞くと、高確率で「1時間くらい」と返ってくることでしょう。
Q12. 点滴取られるなら20Gか22Gの針、どっちがいいですか?
病院にかかると、補液したり薬剤投与したりするために腕に取られる点滴(ルート)ですが、一般にその針は細いほうが痛みが小さくなりますよね。
その針の太さの単位は「G(ゲージ)」と呼ばれ、注射針の外径サイズ(太さ)を表します。直感とは異なり、数字が大きくなるほど、逆に注射針の太さは細くなります。
これを知らないと、点滴の希望する針を聞かれると、なんとなくで「20G!」と答えてしまう気がします。偽医者を見つけるヒントになるでしょう。
Q13. 先生の次の医師免許の更新っていつですか?
普通自動車の免許といえば、一般に3年か5年おきの更新が必要です。運転免許のほかにも、一般的な資格制度は更新が必要なものが多いですよね。
しかし、医師免許は一度取得してしまえば、特に試験や講習など受講せずに更新することが可能です。そのため、悪くいえば勉強していなくても医師であり続けてしまうことができます。
そのため、「医師免許の更新時期はいつ?」と聞いてそのタイミングが返ってきたら、医師免許制度を理解指定いない偽医者と判断して間違いないでしょう。
注意点として、医師免許取得後に、各診療科で取得する「専門医」はある一定の期間で更新が求められます。
医師免許そのものは更新が不要で、専門医資格は更新が必要、と覚えておきましょう。
Q14. ポイ活してますか?
少し前に社会で流行し、主婦層などで現在も幅広く普及しているポイント活動、通称ポイ活。医師以外の方にはあまりイメージがないと思いますが、実は医師の世界でもポイ活が普及しています。
M3さんやMedpeerさん、Carenetさんなど、医師向けのサービスを展開する企業が多数あり、医師に登録やアンケート回答をしてもらう代わりに、医師にポイントを付与するサービスがあります。
医師であれば、多くはその存在を認知しているのではないでしょうか。無論、忙しくてポイ活できていない医師はたくさんいると思いますが。。。
医師とポイ活、一般にあまり関連の想起しづらい組み合わせを質問してみたときの反応で、偽医者を見分けるきっかけになるでしょう。
Q15. (CTを見せて...)心臓が右にあるみたいんなんだけど...
最後は、CTスキャンの左右対称性にまつわる質問です。CTスキャンの水平断面の写真は、一般に足から頭を見上げるような形で表示されます。
つまり、正面からその写真をみると、左右が逆で表示されるのです。CTをみるとき、画面の左にあるほうが身体の右、画面の右にあるほうが身体の左になります。
内蔵逆位と呼ばれる方ではない限り、心臓は身体の左よりに位置しており、CTでは心臓あたりのスライスの水平断面で右よりに表示されて見えるのです。
これを知らないと、CTの画像をみたとき、「心臓が右にある」と錯覚してしまいます。これを偽医者に伝えたとき、正しくその誤りを指摘できれば本物の医者である可能性が上がります。
逆に、「君珍しいね。。。」なんて言われたら、それはもう...言わなくてもわかりますよね。
iCoiは認証を受けた本物の医師しかいません!
いかがでしたでしょうか。偽医者を見分けるためには、ある意味ひっかけのような質問がたくさんあります。本当は疑わなくても信頼し合えるほうが良いに越したことはありませんが、「あれっ?」と思った方は、是非参考にして使用してみてください。
また、iCoiは医師、医学生は登録時に認証が必要するため、偽医者は存在しません。安心して医師とのマッチングを楽しみたい方は、iCoiのご利用をお待ちしています!それでは次回もお楽しみに!
この記事のライター
iCoi運営
iCoiに関する新着情報から女性医師の結婚にまつわることまで、iCoi独自の情報を発信しています。 こんな記事が読みたいなどの意見がありましたら、ぜひお問合せください。
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。