【薬学生向け】国家試験の直前は過ごし方に注意!重要ポイントと対策を解説
薬学生にとって国家試験は人生を左右する大イベントです。試験の直前期をどのように過ごせばいいのか、どんな勉強をすればいいのか悩んでいる受験生も多いはず。この記事では、国家試験の直前にするべき対策や過ごし方のポイントについて詳しく解説します。
体調管理を徹底する
国家試験の本番に向けて、体調管理の徹底は基本です。良い睡眠やバランスのとれた食事、ストレス管理などを意識し、万全のコンディションを整えることを意識してください。
直前期に体調を崩してしまうと、試験を受けられず、これまでの努力が台無しになりかねません。特に、国家試験本番は冬のシーズンであり、直前に風邪をひいてしまい、悲しい思いをする人もいます。
国家試験の直前期は、6〜7時間以上の睡眠、毎日3回の食事、こまめにリフレッシュの時間を取るなどの、徹底した体調管理を心がけましょう。
早寝早起きでリズムを整える
試験本番に十分な実力を発揮するためには、午前中の時間帯から頭を働かせるリズムが大切です。直前期になっても夜遅くまで勉強し、朝ギリギリまで寝るような生活では、試験当日に頭がうまく働かず、集中力が落ちてしまうからです。
就寝前はスマートフォンやパソコンの使用を避け、睡眠の質を上げる環境を整えてください。また、朝起きたら太陽の光を浴び、軽いストレッチや散歩をすることで、体内時計をリセットし、日中の集中力を高められます。
試験の約2週間から1ヶ月前からは、試験当日のスケジュールを想定し、夜は10時までに寝て、朝6〜7時には起きることを習慣づけましょう。
試験本番と同じ時間帯に勉強する
試験当日の集中力を最大限に引き出すためには、本番と同じ時間帯に脳を活性化させることが重要です。
国家試験の本番は朝の9時から午後5時くらいまでのスケジュールとなっています。そのため、普段勉強する時間も試験と同じ9時から5時の時間帯に合わせると、本番に実力を発揮しやすくなるのです。
普段、午後や夜に勉強することが多い人は、勉強する時間帯を本番と同じ時間帯に近づけ、体を慣れさせておきましょう。
解き慣れた・得意な問題を周回する
試験直前期は、新しい知識を詰め込むよりも、これまでに学んだ内容を定着させることに重点を置きましょう。特に、得意な問題や解きなれた問題を何度も周回すれば、確実に得点できる範囲を取りこぼしにくくなります。
また、確実に知識が定着している範囲があると自信につながり、試験本番も落ち着いて臨めます。国家試験本番は、学習で得た知識と同じくらい、自信や落ち着きも重要です。冷静に試験の臨めないと、どれだけ知識があっても最大限の実力を発揮できない可能性があります。
試験の直前は難しい問題や初めて解く問題ではなく、何度も解いた問題を周回して得意な分野をさらに強化しておきましょう。
苦手な問題や分野の対策に時間をかけない
得意で・解きなれた問題に対して、苦手な問題や分野の対策に時間をかけるのは避けましょう。直前期に苦手な分野を克服しようとすると、不安が増し、時間を無駄にしてしまうおそれがあるからです。
試験直前期は苦手な分野は無理に深追いせず、「捨てる勇気」も必要です。どうしても取れない問題については、最低限のポイントだけ確認し、あとは思い切って諦めてもよいでしょう。
試験は全ての分野を完璧に解くのが目的ではなく、合格点を確実に取ることが目的です。そのため、簡単な問題で確実に得点することに集中し、総合的な合格点を高めていくことが合格への近道となります。
正しくやれば、必ず受かる!
薬剤師国家試験のシーズンです。試験直前の過ごし方の基本は体調管理の徹底です。バランスの取れた食事や良質な睡眠、適度なリフレッシュを欠かさずに行いましょう。
また、試験と同じ時間帯に勉強したり、午前中に脳が活発になるように早寝早起きを意識することも重要です。勉強するときは、できるだけ得意で解きなれた問題に時間を使い、難しい問題はポイントだけおえるようにしましょう。
国家試験は人生を左右する大きなイベントです。万全な状態で臨めるように、しっかり準備しておきましょう。
この記事のライター
福田治樹
現役の薬剤師兼Webライター。医療人としての専門知識を活かしながら、医療記事を中心に転職や不動産、金融などさまざまなジャンルで活動中。年間100~200記事を執筆・校正しており、薬剤師のための転職サイト運営にも挑戦中です! X(Twitter)アカウント:https://x.com/fukupanda_haru ブログ:https://yakuten-drugstore.com/
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