【20代】看護師の結婚・出産のリアル!気になる復職や転職事情は?
看護師の結婚・出産は、二極化する傾向があります。早めに出産して子育てがした方や、キャリアを積んで看護師として自立してから結婚や出産を考えたい方。そんな看護師の結婚・出産のリアルな様子を年代別で紹介します。20代で現場を離れた後の復帰についても解説します。
目次
看護師は20代で結婚する方が多い?
看護師の結婚が二極化する理由として「子どもが好きだから」早く自分も子どもを産みたいと考える方と、「看護師としてのキャリアを積みたいから」仕事を優先する方がいます。もちろん、結婚は相手あってこそなので、理想通りのタイミングにはなりませんが、結婚に前向きなイメージの方が多いのではないでしょうか。
厚生労働省のデータによると、看護師の初婚年齢は、男性で31歳、女性で29歳となっています。一般女性の平均初婚年齢は29.7歳とされていますが、初婚のピークは27歳です。一般の方と比べると、看護師の初婚年齢は早くはないといえそうです。
20代で結婚する方は比較的子ども好きで、子どもも2~3人出産している方が多いです。また、新人~4年目ぐらいまでは、看護師の仕事に慣れずストレスを溜めてしまう方も少なくありません。プライベートを充実させ、病院以外での交流がいいご縁に繋がっているのかもしれませんね。
どちらかというと私の周りは早めだったのかもしれません。
(時代もありますが…)
20代で結婚した看護師の出産のタイミングは?
出産を希望する20代の看護師は、結婚して1年程度で妊娠・出産を経験している方が多いようです。
女性が多い職場環境のため、妊娠中は放射線系の処置や重い患者さんのケアなどは考慮してもらえることも…。妊婦への手厚い気遣いは看護師ならではといえるのではないでしょうか。
ただ、女性が多いがゆえ、職場内で同時期に妊娠中の看護師が2~3人いることも…。
夜勤回数も最低限の回数に配慮してもらえることが多く、出勤人数が多い平日の日勤勤務が増えていきます。安心感はありますが、連勤となることが多いため、体力的に負担に感じる方もいるようです。
仕事は代われても赤ちゃんを守れるのはママだけなので、辛いときは言ってほしいです。
「配慮」を求めすぎる方よりも、つい動いてしまう方の方が多いイメージです。
結婚・出産を経てどのタイミングで看護師に復職しているの?
第一子出産時に産休・育休制度を利用した方は、産後1年程で復帰しているケースが多いです。育休制度は、子どもが1歳になる前日まで取得できるため、当然の結果かもしれませんね。
元々の職場に復帰し、子どもが一定の年齢になるまで、時短や夜勤免除といった制度を利用している方ほとんどです。時短勤務であると、受け持ちを持たず処置係になったり、パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)の相手に協力してもらったりし、仕事をこなすようです。
育児・介護休業法により、3歳未満の子どもの育児中は、労働時間の短縮措置が可能です。しかし、夜勤勤務は月に2回ほど入らなければいけないなど職場により規定があるところも…。パートナーや実家の協力なしでは難しい働き方かもしれませんね。
また、未満時の子どもを保育園に預ける場合、保育料がかかってしまいます。お給料と保育料とを天秤にかけ、悩む方も少なくないようです。
復職したけど…転職するきっかけはある?
出産前の病院に復職したはいいものの…子育てと仕事の両立はとても忙しいもの。子どもが小さければ送り迎えや病気の看病など、さらに負担は大きくなります。
そのため、第2子を妊娠したころ退職を考える方が多いようです。
ハードな看護師の仕事と家事育児だけでも精一杯なのに、自分とお腹の赤ちゃんを労わりながら過ごすのは大変です。このタイミングで退職し、第2子の出産をする方をよく目にします。
第2子が成長し、年少さんを迎えるころ仕事に復帰したいと考える人が多いのではないでしょうか。そのときには、条件に合った職場への転職活動が必要です。
もちろん、2人の子育てをしながらの転職活動は本当に大変ですよね。
出産後の転職先は?
子育てと看護師の仕事の両立はとても大変です。独身の頃とは、当然転職の条件も違うため、転職先に迷うことも…。
条件は、日勤のみで、夜勤なし・休日出勤なし・残業なし。
傾向としては、クリニックや施設のパートや、総合病院や訪問看護ステーションのパートや時短勤務を選択する方が多い印象です。
長く現場を離れていると、スキルに不安を感じ、総合病院は無理では…と考える方や、看護師としての経験が少ないと悩み、クリニックや施設への転職に抵抗を感じるという意見も耳にしたことがあります。
ただ、転職を希望する年齢も30代前半くらいと若めであるため、転職活動はスムーズに運ぶ印象もあります。
長いブランクを経ても復帰できるのは看護師の強みですよね。
20代で結婚・出産した看護師は、復職・転職も早めの傾向
早めに結婚・出産を意識し結婚に前向きな方は、20代で結婚・出産をしています。出産後はもともとの職場に戻ることが多く、パートナーや実家の協力は欠かせません。
子どもが増えるとこれまで通りの両立は難しく、転職を考える方も多いようです。家庭と仕事を両立させるための転職活動は、働き盛りの年代であるため、比較的スムーズに運ぶようですね。
20代での結婚・出産を目指すなら、パートナーの協力は欠かせません。看護師の仕事に理解があり、家事育児に協力的なお相手を、iCoiアプリを使って探してみませんか?
この記事のライター
牧野 夏乃
看護師として総合病院で10年勤務。循環器科や救急科など急性期看護が好き。働きながら看護学士を取得。結婚を機にクリニックへ転職し、現在も看護師として働く複業ライター。経験を元にリアルな情報をお伝えします。 仕事依頼はXのDMから。 https://x.com/kano_m_writer
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