【真実の口 Vol.1】これでもうあなたは偽医者に騙されない！

最近、大手のマッチングアプリで婚活をしていた高校時代の友人に、とある方のプロフィールについて教えられて、上記のような質問を受けました。プライバシーに関わることなので詳細は割愛しますが、話を聞く限りではその方はどうやら本当の医師のようでした。

とはいえ、そのような質問が出てくるようですから、巷には「偽医者」と呼ばれる方が少なからずいるのかもしれません。もちろん、iCoiは認証を受けた医師・医学生の方々のみがいらっしゃいますから、偽医者は一人もいらっしゃいません。とはいえ、Twitter（現X）でもたびたび話題にあがる、「偽医者判定質問」とその解説をしてみました。

医師・医学生の方は是非自分が聞かれたと思って答えてみてください。また、そうではない方は、これを覚えておくとiCoiで出会った医師との会話が弾むかもしれません！（医者は偽医者テーマが好きだったりします）。

医師免許証ってどのサイズか皆さんご存じでしょうか？私も医学生の頃は知りませんでしたが、医師免許証って賞状なんです。部活の表彰とか漢字検定に受かったらもらえるタイプの。そのため、医師免許証を普段から携帯している医者はほぼいないと思われます。財布に入ったら、もはやビリビリになっていますからね。

なお、医師免許証にはその年の厚生労働大臣の名前が入っています。それを聞くことでさらなる答え合わせが出来るかもしれません（私は忘れたので誰か答えられませんが）。

こちらはTwitterで目にする、偽医者判定質問で最もよく取り上げられる質問の1つですね。多くの総合大学では、所属する研究室で学んだテーマをもとに、卒業論文（通称、卒論）を書かれることと思います。しかし、医学部には卒論がありません。代わりに卒業試験と呼ばれる筆記試験や、国家試験があります。そのため、この質問で堂々とテーマを伝えられたら、医者でない可能性が高いでしょう。

マッチングとは、いわゆる医学生の就活です。医学部6年生になると、初期研修をしたい病院の試験を受けます。受験次第は（日程が被らなければ）いくつでも可能ですが、実際に内定が出る病院は1つのみです。これは厚労省の取り決めでそのようになっています。受けた病院から、志望順位を付けていき、病院側が出した順位を上手くマッチすれば上から順番に決まっていきます。そのため、2つ以上の内定が出たとおっしゃる場合は、「あれ？」と思った方がよいかもしれません。

以前別の記事でも紹介しましたが、医師の専攻が決まるのは、基本的には初期研修医の2年間が終わってからの3年目です。それまでは、医学生時代の病院十種でも、初期研修医でも、ある程度の期間ごとに様々な科をローテーションします。そのため、初期研修医までの方に質問するなら、「今はどの科を回っていますか？」が正解ですね。

手袋のサイズと聞くと、「S」「M」「L」などを想像するかもしれません。普段の簡単な処置をするときに使う手袋のサイズではこの分類ですが、手術や、ほかの清潔操作と呼ばれる手技をするときには、数字で分類される手袋を使います。6とか7とかですね。標準的な男性の手であれば6.5（6半、と呼びます）から7.5くらいの範囲に収まります。露骨すぎますが、結構わかりやすく偽医者が判定できる質問だと思います。

内側、外側、腹側、背側。これらのワードの読み方は、医師・医学生とその他の方で大きく分かれるところかと思います。我々医師は、「側」を「そく」と発音します。つまり、「内側＝ないそく」「外側＝がいそく」といった具合です。普段の日常で、これらのワードを目にしたとき、文脈では各日に「うちがわ」だと思っていても、「ないそく」と頭の中で読んでしまうものです。医師・医学生の方と出会ったら、何気なく聞いてみて下さい。きっとそのように返ってくると思いますよ。

今回は、偽医者の見分け方第一弾を特集しました。ほかにはどんな面白い質問があるでしょうか？医師・医学生の方、是非コメントやTwitter（X)で教えてください。次回以降取り上げさせていただこうと思います。

そして医師・医学生と出会いたい皆さん。あえてこういう質問をして、皆さんが「真実の口」になるもの嬉しいものではないでしょう。できれば、疑うことなく、素直に出会って、素直に恋愛ができたら嬉しいと思います。是非、認証を受けた医師・医学生しかいないiCoiに登録してみてください。上記の質問をしても、全て正解しか返ってこないかと思います。安心感のある出会いをiCoiで叶えられますように！それでは次回もお楽しみに！