夜勤看護師の子育て事情とは?育児をしながら夜勤を続ける方法を解説!
仕事と育児を上手く両立できずに悩む看護師は多いです。特に夜勤をしている人は毎日忙しく、それが原因で夫婦間の揉めごとが増えることも少なくありません。そこで今回は、看護師の子育て事情や夜勤を続けるための方法について解説します。子育てをしながら夜勤看護師を続けたい方は、ぜひ参考にしてください。
看護師の子育て事情とは?
厚生労働省の「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、看護師全体のうち女性の割合は94.4%です。子育て世代である30〜40代の看護師も多いことから、看護師業界では、仕事と育児の両立が大きな課題になっています。看護師は夜勤をしないと給料がグッと下がる職業であり、出産後も夜勤をしたいと考える人は多いです。しかし現実的には、以下の理由から夜勤をできないケースも少なくありません。
- 子どもと過ごす時間を減らすのがつらい
- 育児と夜勤の両立は体力的に厳しい
- 夜に子どもをみてくれる人がいない
本心では「しっかり働きたい…!」と考えていても、やむを得ず専業主婦になる方も多くいるのが現状です。
育児しながらでも夜勤看護師を続けるための方法
ここでは、育児しながらでも夜勤看護師を続けるための方法を解説します。
具体的には、以下のとおりです。
- 院内保育所を利用する
- 学童保育を利用する
- 夜勤回数を減らしてもらう
- 家族の理解や協力を得る
- 育児短時間勤務で働く
それぞれについて解説します。
院内保育所を利用する
院内保育所とは、病院内で働くスタッフの子どもを預かる保育施設です。厚生労働省の「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」によると、44.1%の病院に院内保育所が設置されており、その数は増加傾向にあります。
院内保育所を利用するメリットは、主に以下の3つです。
- 職場に子どもを預けられる安心感がある
- 子どもの送迎が不要で通勤時間を短縮できる
- 緊急の呼び出しなどに対応しやすい
夜間保育にも対応している院内保育所であれば、夜勤や残業が多い場合でも働きやすくなるでしょう。
学童保育を利用する
小学生の子どもがいる場合は、学童保育の利用もおすすめです。学童保育とは、放課後の時間に小学生の子どもを預けられる施設です。夏休みなどの長期休暇中にも子どもを預かってもらえます。学童保育を利用すれば、家族の協力を得にくい場合でも、安心して仕事に集中しやすいと言えるでしょう。午後7時まで利用できる施設も多いため、残業が多い職場でも安定して働きやすくなります。
夜勤回数を減らしてもらう
育児と夜勤を両立したい場合は、夜勤の回数を極力減らすのも一手です。月1〜2回の夜勤であれば、子育てと仕事のバランスを取りやすく、お金も稼ぎやすいからです。自分に負担がかかりすぎないよう、子どもの年齢や家庭状況に応じて、最適な夜勤回数に調整しましょう。
なお、育児をしながら夜勤を行う際には、パートナーの休みに合わせて夜勤を入れてもらえるよう依頼するのがおすすめです。
家族の理解や協力を得る
子育ては一人でできるものではありません。特に、不規則な勤務形態を持つ看護師にとって、家族の理解と協力は不可欠だと言えるでしょう。そのため、家族間でのコミュニケーションを密にし、互いにサポートし合える関係を築いておくのが大切です。
家族の協力を得られた際には、共有のカレンダーやチャットツールなどを利用し、こまめに連絡を取り合いましょう。長期的に協力してもらうためにも、感謝の気持ちを日常的に伝えることが大切です。
育児短時間勤務制度を活用する
育児短時間勤務制度とは、3歳未満の子どもを療育する場合に、1日の労働時間を6時間にできる制度です。この制度を活用すれば、仕事時間を調整しやすく、育児により多くの時間を割くことができます。ただし、1日あたりの勤務時間が短くなる分、給料が減ってしまう点に注意が必要です。仮に、お金をしっかり稼ぎたい場合は、子どもの成長に合わせて段階的にフルタイムへ移行することも検討しましょう。
医師と結婚した後の子育てはどうなる?
医師の仕事は、一般職と比べて多忙です。勤務形態が不規則で、緊急の呼び出しも少なくありません。そのため、医師と結婚した場合は、看護師のあなたが育児の主担当になる可能性が高いです。フルタイム勤務や夜勤を続けるのはむずかしく、パート勤務や育短勤務を選択肢に入れながら、無理のない範囲で働くことになるでしょう。
そういった状況に陥らないためには、結婚を決める前に、将来の子育てや仕事に関する価値観をしっかりと話し合っておくことが大切です。お互いの仕事を尊重しつつ、家庭内での役割分担を明確にできれば、トラブルが起きにくいと言えるでしょう。
看護師の仕事に理解がある医師と交際したいならiCoiがおすすめ
今回は、看護師の子育て事情や、仕事と育児を両立させる方法について解説してきました。育児をしながら夜勤看護師を続けたい場合は、家族の理解と協力を得つつ、さまざまな制度や施設を活用することが大切です。
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この記事のライター
田口ひづる
大学卒業後、病棟看護師として9年間従事。実地指導者や病棟リーダーを任され新人教育に注力する。看護師の魅力を文章で伝えるべく、2024年に医療ライターへ転身。詳細は公式サイト(https://official.tagumochi.com/)から。
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