やらなければ確定損!?初期研修医2年目、私の2024年ふるさと納税戦略!
研修医のみなさん、ふるさと納税をしていますか?なんとなく聞いたことはあるけど、面倒でやっていない...そんなあなた、損しています!ふるさと納税は絶対にやったほうがよい制度です。今回は、ふるさと納税の仕組みと私の納税戦略についてお届けします!
目次
私は何者?
来年からは、都内でマイナー科の専攻医をする予定です。
趣味は節約!少しでも安く済ませることを生きがいにしています。
ふるさと納税は税金を収めて特産品を受け取る仕組み
ふるさと納税とは、自分の住んでいる自治体以外に寄付することで、自分の住んでいる自治体の住民税の減額(控除)や所得税の払い戻し(還付)を受けられる制度です。
自分に縁のない地域であっても、複数の自治体に対してふるさと納税をすることができ、寄付をした金額の20-30%に相当する金額の返礼品を受け取ることができます。また、残りの寄付額はあなたが指定した使い道などに使用されます。
さらに、寄付金のうち2,000円を超える部分については、あなたが住んでいる地域の住民税の減額(控除)や税務署から所得税の払い戻し(還付)を受けられます。
実際、いくらまでふるさと納税に充てられるかどうかは、あなたのその年の所得に応じて変わります。ふるさと納税のポータルサイトなどで計算できるので、是非シミュレーションしてみてください。
注意!ふるさと納税をしたら必ず確定申告かワンストップ申告を!
ふるさと納税をしたら、税務署に対して、「私は○○年、これくらいのふるさと納税をしました」という申告をしなければなりません。その手段は、ワンストップ申請または確定申告になります。
ワンストップ申請とは、5つの自治体へのふるさと納税までであれば利用できる申請方法で、アプリで数分で申請ができるものになります。しかし、ふるさと納税した翌年の1月10日までが期限になりますので、普通の確定申告よりは締め切りが早いことに注意してください。
私の友人に、「ワンストップの期限が1月であることを知らなかった。確定申告はしたことがなくて2-3月は忙しかったから、ワンストップも確定申告もし損ねて、ただ単に寄付をしてしまった」と嘆いている子がいました。
なお、ふるさと納税以外の理由で確定申告をする場合、ふるさと納税の分をワンストップ申請をしたとしても、それはなかったことになってしまいます。つまり、確定申告をする場合は、確定申告のフェーズでふるさと納税分を申告する必要がある、ということです。そのため、確定申告が必要な方(ほとんどの外勤している医師の皆様)はふるさと納税の確定申告を忘れないようにしましょう。
ふるさと納税は上限までした方がお得
ふるさと納税でもらえる返礼品は、ふるさと納税額の3割まで、送料やふるさと納税サイトの利用料も含めた経費が5割までと定められています。また、ふるさと納税には2000円の自己負担があるため、安易に1万円だけふるさと納税をすると、ほぼ商品を元値で買っただけ、といったことが起こりえます。せっかくやるのであれば、限度額近くまでふるさと納税した方がお得です。ただ、限度額を超すと、その分はただ寄付しただけになってしまうので注意しましょう。
自分がいくらふるさと納税できるのかは、ふるさと納税のサイトで計算できますが、より正確な限度額を知るには、一般には源泉徴収票が便利です。ただし、勤務先が複数ある方や医療費控除など別の制度も利用する方は、正確な上限額の把握は困難になるでしょう。医療費控除でふるさと納税がいくら減るかについては、ふるさと納税サイトいわく数%の幅があるようです。なお、社会人1年目の場合、給料を貰い始めた4月-12月までの額で決まることに注意してください。
2023年、初期研修医1年目の私のふるさと納税戦略
ふるさと納税をできる金額や個々人の性格によって、普段買わないようなものを買って娯楽として利用するタイプか、普段買っているものを買って生活費を下げるタイプか、という方針が分かれることと思います。
首都圏ハイポ病院勤務の初期研修医である私が1年目にふるさと納税可能な額は、6万円程度でした。そのため、私の戦略は、「普段買っている食品を普段買っている価格の30%が寄付額になるもの(割高ではないもの)を選び、残りの金額を贅沢品として買うようなフルーツにする」というものでした。
上記の方針で、私は2023年の初期研修1年目の年は、以下のような校正でふるさと納税をしました。
- 米20kg (1.2万円)*2つ
- 豚肉3kg(1万円)
- 豚肉4.1kg(1.5万円)
- ぶどう2kg(1.3万円)
一番コスパが良くて邪魔にならない、確実に必要な商品だと思ったのは米です。20kg/回が届くのは単身には多すぎるものの、米を運べる距離に住む家族がいたので、半分分けて消費しました。
精肉は小分けになっているものが多く、冷凍庫のサイズを十分に確保していた私は管理には困りませんでした。真空パックのものであればより少ないスペースでしまうことができて便利でした。自炊・作り置きが趣味のため、消費にも困りませんでした。
贅沢品として選んだのはニューピオーネ(ぶどう)です。本当はナガノパープルにしたかったものの、ふるさと納税できる残りの金額と相談した結果、少々高かったので、妥協点としてニューピオーネにしました。本当は同額のナガノパープルもあるのですが、冷蔵品は特に送料が高いので、少量少額のものより、多少量のあるものの方が割安だと考えました。ぶどうは実のギリギリのところで枝を切ると長持ちするので、2週間くらいかけて食べることができ、満足感が高かったです。
2024年、初期研修医2年目の私のふるさと納税戦略
2年目のふるさと納税可能額は約6万円でした。これは、働き方改革による研修医の労働制限で収入が減少したことと、医療費控除を利用したためです。1年目に注文した日用品の一部が2年目に届く予定だったこともあり、今回は日用品を選びつつも、少し贅沢品を増やす方針で選択しました。
- 豚肉2kg(1万円)
- 豚肉3kg(1万円)
- サーモン切り落とし900g(9千円)
- ジャガイモ10kg(1万円)
- 玉ねぎ3kg(3千円)
- 洋梨5kg(1.8万円)
2024年は米の価格が前年の2倍ほどになっていたため、米は選びませんでした
前年にふるさと納税で注文した米が届く予定もあったためです。皆様もご存知かと思いますが、2024年は米の小売価格も上昇しており、ふるさと納税の額が上がったのも納得できました。
肉類については、単身で高級な牛肉を食べたい気持ちがあまりなく、鶏肉はスーパーでは豚肉より安いのに、ふるさと納税では同じくらいの価格になってしまうため割高感があります。そのため、今回も豚肉を選択しました。配送は冷凍で大まかな時期しか指定できないため、地域研修や旅行で不在の期間に届くのではないかとヒヤヒヤしながら待っています。
また、2024年のふるさと納税を考えていた時期がちょうど野菜の高値時期だったため、野菜の選択が多くなりました。同じ品種の野菜の一般販売価格を確認し、割高ではないものを選びました。ジャガイモは糖度が高い「インカのめざめ」という品種を選択しました。使い切れるか心配ですが、届くのが楽しみです。
最後に、洋梨が大好きなので迷いつつ選びましたが、全体の3割を洋梨に費やしたのは失敗だったかもしれません。こちらもまだ届いていないので、5kgを美味しく食べ切れるか、そして本当に美味しい洋梨が届くかドキドキしています。
3年目以降のふるさと納税計画
後期研修医になると、冷蔵品・冷凍品の受け取りがさらに困難になることが予想されるため、3年目以降のふるさと納税では常温保存可能な食品や日用品を中心に選択する方針に変更します。
これまで日用品の選択は避けてきました。大量に届くことが多く収納スペースの問題があることや、ドラッグストアでの値引き価格と比較すると割安感が低いと感じていたためです。しかし、冷蔵品・冷凍品は3日以内に受け取る必要があり、忙しい診療科・病院に勤めながらそれを実現するのは非常に困難です。そのため、今後は日用品も選択肢に入れていく必要があると考えています。
日用品を選ぶ際は、値下げされる可能性が低いけれど必要なものや欲しいものを中心に選んでいきたいと思います。例えば、高品質なトイレットペーパーやティッシュ、長期保存可能な洗剤類、高機能なバス用品やキッチン用品などが候補ですね。
そのほか、常温保存可能な食品としては、文旦というフルーツを選ぶ予定です。文旦は常温配送可能で日持ちもし、味も好みなため、3年目以降は定期的に注文することになる予感がしています。その他にも、レトルトカレーや乾麺セット、缶詰、パックご飯などの常温保存可能な食品も検討していきます。
返礼品は定期的に入れ替わるため、欲しいものを見つけたら早めに申し込むことをおすすめします。また、大量に届く日用品については、実家や近所とシェアするなどの工夫も検討する必要があるかもしれません。
最後になりましたが、ふるさと納税の活用方法は個人の状況や好みによって大きく異なります。皆様も、自身のライフスタイルに合わせた返礼品選びを行い、充実したふるさと納税ライフを送られることを願っています。
この記事のライター
むーみん
関東で初期研修をする2年目です。都内の中高一貫女子校を卒業し、関東の医学部を卒業しました。専門は麻酔科に進む予定です。
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