医師の食事中のトークテーマ、要注意!〜恋愛に大影響する会話術〜

食事中の会話は関係構築において重要な要素です。しかし、医師は人体や疾患に慣れ親しんでいるため、食事中の会話に配慮が足りないことがあります。今回は、医師の食事中のトークテーマについて、医師である私が普段感じていることをお伝えしようと思います。

医師の食事中のトークテーマ、要注意!〜恋愛に大影響する会話術〜

目次

  1. 私は何者?
  2. 医師特有の「食事中トーク」の問題点
  3. 食事中の医療トークがもたらす影響
  4. 食事の場で盛り上がる医療トークにしよう
  5. 会話を成功させるテクニック
  6. TPOを意識した会話で、より良い関係作りを

私は何者?

Dr.パンダ
Dr.パンダ
20代男性医師。都内の大学を卒業し、首都圏の急性期総合病院で研修。現在も医師として働きながら、副業でiCoiライターやエンジニアとして仕事をしています。

医師特有の「食事中トーク」の問題点

医療現場では、血液や手術の話は日常的な会話の一部です。特に研修医は、新鮮な経験を誰かに話したい気持ちが強く、つい興奮して話してしまいがちです。私も、研修医時代、救急外来での興味深い症例について、同期がレストランで熱く語ってしまい、近くにいた別の方が顔色を変えたのを見た経験があります。

ただ、このような経験は、多くの医師が持っているのではないでしょうか。医学的に興味深い症例や、やりがいを感じた手術の話は、確かに医師にとっては魅力的な話題です。しかし、非医療従事者にとっては、食欲を減退させる不快な話題になりかねません

食事中の医療トークがもたらす影響

私が医師全員に伝えたいのは、医師達はもっと、食事中の不適切な医療トークが、相手に不快感を与える可能性があることを意識すべきだということです。医師ですら、重症患者の症例や、尿・便などが関連するテーマを話されると食欲が減退するというのに(私がそう)、それを公の場ですることはもってのほかだと思っています。

また、少し話はそれますが、仮にその話題が匿名であったり、周囲にいた人に関係のない話であったとしても、「医師が症例について公の場で話している」ということ自体が、周囲に不安を与えることもあるわけです。

このような配慮に欠ける会話は、相手や周囲との関係性を損なう原因となりかねません。医師としての専門性や経験を伝えたい気持ちは理解できますが、それ以上に重要なのは、相手の気持ちに寄り添った会話をすることです。

Dr.パンダ
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これは医学生でも同様です。話す内容については本当に注意が必要だと思っています。
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食事の場で盛り上がる医療トークにしよう

非医療系従事者の方と、食事中に医療の話をしたい場合、不快を与えないテーマや、聞いている人が知って嬉しいテーマを選ぶとよいでしょう。例えば、「最近マイコプラズマが流行っててね...子どもがいる家庭は大変だよね」とか、「脚立に登って転げ落ちてとんでもないことになる人多いから、脚立は絶対ダメだよね」とか...まあ、その場の空気にも寄るでしょうけど、少なくとも食事中であることを意識したテーマにしましょう。

また、「最近の医師の働き方改革で、ようやく当直明けは帰れるようになったんです」といった社会的な話題も、そこから相手のお仕事の働き方にも話題を広げることができますし、良いテーマかもしれません。

Dr.パンダ
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自分が会話のテーマを握って話すだけではなく、お相手の話にも広げられるようにしましょう。

会話を成功させるテクニック

ちなみに、一般的にコミュニケーションでは「4:6の法則」を意識すると良いと言われているそうです。自分が話す時間を4割に抑え、相手の話を6割聞くことで、バランスの取れた会話になるということですね。医師とそうではない方が医療の話をすると、だいたい一方的に医師が話をすることになり、8:2とか酷いと9:1になるケースもある気がします。

話している当人は楽しいかもしれませんが、相手が引いていることがないかは気をつけたいですね。会話はキャッチボールですから。

TPOを意識した会話で、より良い関係作りを

食事中の会話は、医師と非医療従事者との関係を深める重要な機会です。しかし、医療現場で日常的な話題が、食事の場では不適切になることも少なくありません。

特に血液や手術、症例の具体的な話は避け、代わりに予防医学や健康管理、働き方改革など、前向きな話題を選ぶことが賢明です。また、一方的な話にならないよう、相手の反応を見ながら会話を進めることも大切です。

医師だからこそ、人の気持ちに寄り添える会話力を身につけ、食事を楽しむ時間を大切にしていきたいものです。そうすることで、より充実した人間関係を築くことができるはずです。

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Dr.パンダ

この記事のライター

Dr.パンダ

地方出身、中高は公立で東京大学に入学し、医学科に進学して令和X年に卒業しました。現在は、地方の急性期病院にて勤務しています。ひとりの若手医師として心の内をリアルにお届けできればと思います。

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