女性医師・玲奈のお悩み相談室#1 経歴紹介〜医学生から後期研修まで〜
はじめまして、中堅女性医師の玲奈と申します。2009年に大学を卒業後、結婚、出産を経て、子育てをしながら勤務医をしています。これから「玲奈のお悩み相談」として女性医師・女子医学生の方の向けに連載していきます。初回は私のこれまでの経歴紹介です♪
目次
はじめまして、女性医師の玲奈です♪
皆様はじめまして、中堅医師の玲奈と申します。2009年に大学を卒業し、結婚、出産を経て、現在は幼稚園に通う子供を育てながら民間病院で勤務医をしています。医師としては卒後14年目で、総合内科の専門医を取得しています。
第一子の出産直後は政令指定都市のハイボリュームセンター(俗に言う「野戦病院」です)で当直も頑張っていました。しかし、物言えぬ赤子を育てながらハードな働き方を続けることに対し、次第に疑問を抱くようになりました。そこで、子供になるべく負担をかけず、寄り添い、与えうる限り最良の環境を与えることを最優先にしようと考え、それが実現できる働き方を模索しました。その結果、現在では週4日の時短勤務をさせていただいています。
iCoi Blogでは、連載企画『玲奈のお悩み相談』として女性医師・女子医学生の方に参考になるような情報をしていきます。
初回となる今回は、私のこれまでのキャリアをお伝えしていきます。若手の女性医師の先生、女子医学生の皆様のご参考になればと思います☆
これからよろしくお願いします☆
大学入学まで〜浪人の末に医学部入学〜
中学校まで首都圏にある地元の公立に通いましたが、高校は私立の進学校へと進学しました。高校3年生の時点で担任の先生に「国公立医学部は厳しい」と言われていました。でも、私の家庭は金銭的に私立医学部NGだったためそのまま突き進み、現役時代は前期・後期とも不合格となりました。
しかし、どうしても医学部への進学を諦めることができませんでした。そこで両親と「一年だけ」と約束して浪人し、S台I校舎へ。もう後がない状況でしたが、苦労の末、何とか希望の大学へ進学することができました。
大学入学後〜地方での新鮮な医学部生活〜
私が入学した大学は、とある地方の国公立大学でした。大学時代は親の目がなくなったことで、かなりのびのびと暮らしました。試験は本当に大変でしたが、それまでは首都圏から出たことがなかったので、地方での生活は新鮮で楽しいことばかりでした。ただ、留年すると金銭的にアウトでしたので、その点だけは死守しました汗
初期研修に突入〜ハイパー病院でもがき続ける日々〜
大学時代の成績は決して優秀ではありませんでしたが、研修病院だけはハイパー病院として知られる人気病院にマッチできました。(昔から外面だけは良いのです…。)
しかし、ハイパー病院といえど、実際は雑用の仕事が多かったです。初期研修の生活は非常に大変で、辛いと感じる日もありました。しかし、ここで学んだソーシャルワーキング術はその後も時々役立っています。医師業務のみならず、ライター業、そして仕事をしながら子育てをすることにも。
実は私が結婚したのは医師7年目になってからです。今思うと、初期研修選びにおいてそこまで結婚のことは考えられていなかったように思います。
こちらについては、次回以降の連載でお届けします♪
後期研修〜人生で最も忙しい日々〜
初期研修を経て専門を腎臓内科に決めました。当時は専修医はなく、各科の教育プログラムに入るかたちでした。
オーベン・チューベン・コベンと呼ばれているうちのチューベンになりました。医師人生の中で最も忙しかった時代ですが、当時はまだ家族はいなかったこともあり、なんとかなると思っていました...(子供を持つとまた違った忙しさがやってくることを当時は知りませんでしたが...)
当時の生活は、業務が終わると、同期とケータリングを頼み、カルテ書きながらオーダーを確認したり外来の予習をしたり…。日付が変わるまで仕事をしていることもありました。
同世代の若手とワイワイ仕事しているだけでなんとなく楽しく時間が過ぎてしまうのです。時間が流れる速さは本当に怖いです...
次回は医師として結婚、出産についてお届けします!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
私と同じように、初期研修〜後期研修まで、激務に追われて時間が過ぎたという女性の先生方は少なくないのではないでしょうか?
次回は、医師6年目以降に、私が結婚、出産、子育てをしながらどのようにして勤務医を続けてきたかについてご紹介させていただきます。
また、「女性の専門医取得に関して話を聞きたい」といったリクエストや「産休後の職場復帰で悩んでいます」といったお悩みがあれば、コメントにてご意見をお待ちしております。女性医師、女子医学生の方々の参考になるようなお話をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします♪
この記事のライター
玲奈
2009年卒。サラリーマン家庭に生まれ。旧帝大医学部に進学。総合内科専門医、サブスペ3学会専門医。第一子出産直後までは政令指定都市のハイボリュームセンターで当直も頑張っていたが、次第に自身の働き方に疑問を抱く。物言えぬ赤子に与えうる限り最良の環境を与えることを決意。それが実現できる働き方を模索し、どこかの片隅の民間病院になんとなく居場所を見出す。時短週4日勤務。 夫と子供が大好き。子供の小学校受験を経験し、界隈独特の恐ろしくも暖かい世界にふれる。キャリアや資産形成、お受験についての情報発信と悩み相談を行っている。
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