【特定看護師・認定看護師編】現役看護師が看護師のキャリアアップについて説明！

こんにちは！今回は、看護師のキャリアアップについて、特に注目の2つの道、「特定行為看護師」と「認定看護師」についてより詳しくご紹介します。これらの資格に興味がある方や、キャリアアップを考えている看護師の皆さん、ぜひ参考にしてくださいね。

特定行為看護師は、医師の指示書に基づいて特定の医療行為を行える、いわば"スーパーナース"です。2015年10月に厚生労働省が施行した「特定行為に係る看護師の研修制度」を修了することで、特定行為を行えるようになります。

特定行為は以下のようなものが含まれます。

私も特定行為看護師と一緒に働いた経験がありますが、その機動力と専門性には本当に驚かされました。患者さんのそばにいる看護師だからこそ、タイムリーなケアが可能になるんですね。

特定行為看護師になるには、厚生労働省が認定した研修を受ける必要があります。研修は最大で約300時間で、以下の2つの部分から構成されています

・共通科目（250時間）：すべての区分に共通する知識や技術の向上をはかる

・区分別科目（5〜34時間）：区分ごとに異なる知識や技術の向上をはかる

結構な時間ですが、1年程度で取得可能だと思います。全国200以上の施設で研修が可能です。中には、学業の他に空いた日に出勤させてくれるなど取得支援をしてくれる病院もありますから、是非勤務先で問い合わせをしてみると良いでしょう。

特定行為看護師の日常は、まさに"できる"の連続です。例えば、中心静脈ラインの挿入や人工呼吸器の調整など、医師の指示のもと、高度な医療行為をタイムリーに行います。患者さんにとっては待ち時間の短縮、医師にとっては業務の効率化につながる、まさに医療現場の強い味方なんですね。

一日を通して、より医師の近くで医療に携わることができる、それが特定行為看護師の特徴です。

次にご紹介するのは、認定看護師です。認定看護師は、特定の分野で高度な看護ケア能力を持つスペシャリストです。

認定看護師の主な役割は、実践、指導、相談の3つです。専門分野における高度な看護実践はもちろん、看護スタッフへの指導や相談、患者や家族への専門的な相談対応も行います。患者さんへの直接的なケアはもちろん、他の看護師への指導や相談対応など、チーム全体の質を上げる存在なんです。

認定看護師は、集中治療や緩和ケア、脳卒中看護など、現在19の幅広い領域をカバーしています。私も認定看護師と働いた経験がありますが、その専門知識の深さと実践力には本当に感銘を受けました。患者さんへの直接的なケアはもちろん、他の看護師への指導や相談対応など、チーム全体の質を上げる存在なんです。

認定看護師になるには、看護師として5年以上の実務経験（うち3年以上は専門分野での経験）が必要です。その後、日本看護協会認定看護師教育機関での6ヶ月以上の研修を受け、最後に認定審査に合格する必要があります。

認定看護師は、専門分野での高度なケア提供はもちろん、スタッフ教育や他部門との連携など、幅広い活動を行います。例えば、院内研修の企画・運営や、難しいケースへの対応など、その専門性を存分に発揮します。看護の質を上げる、いわば"部署の頼れる先輩"的存在ですね。

看護師のキャリアアップ、特定行為看護師と認定看護師、いかがでしたか？どちらも魅力的で、今後ますます活躍が期待される道だと思います。看護師の素晴らしいところは、資格取得後もこんなにキャリアアップの可能性があることです。自分の興味や適性に合わせて、ぜひチャレンジしてみてください。キャリアアップに悩んでいる方、これを読んで少しでもイメージが湧いたら嬉しいです。看護の世界は広い！あなたの可能性も無限大です。さあ、次のステップ、一緒に踏み出しましょう！