【AMAコラムに学ぶ!】医師同士で結婚する理由とそのメリットとは?
今までiCoi blogでは、日本国内の女性医師の現状について発信してきました。
今回は、AMA(American Medical Association)の結婚や出産にまつわるコラムをご紹介したいと思います!果たして、日本とどのような違いがあるのでしょうか。
Column1:医師同士で結婚する理由
アメリカのニュースウェブサイト「Medscape」に掲載された、29以上の専門分野の1万人以上の医師を対象とした調査によると、医師の20%近くが医師と結婚していました。
ここで、医師が他の医師と結婚することが多い理由を説明します。
- 1. 職場で一緒に過ごす時間が長い
多くの医師は、人生のタイミングや都合を理由に他の医師と結婚していますね。
- 2. 医師としての経験が共有される
医師同士の夫婦は、そうではない家庭に比べて擦り合わせが必要なことが多いですが、お互いの苦労をより深く理解し、良いコミュニケーションを維持することができる傾向があります。
Column2:医師同士の結婚を成功させるための 3 つのヒント
- 1. 子供の有無や人数の希望はよく話し合って
家族を持つことは人生においてもかなり重要な出来事の一つです。しかし、女性医師の多くは、出産(・育児)のタイミングや臨床との両立を前に苦難することが珍しくありません。
そのため、あらかじめ子どもの有無や人数を話合うことで、長期的なキャリアや休業期間を計画し、家族がどのように協力できるか(すべきか)を慎重に考えていくことが重要です。
- 2. キャリア計画についてパートナーと共有する
医師同士の夫婦において、お互いが自らのキャリアを優先しようとすることは、関係破綻のリスクとなりえます。かといって、自らの希望を抑圧し、一方のキャリアのみを優先することもまた、不満の原因となりうるでしょう。
お互いのキャリア希望を伝え合い、時間をかけて話し合う過程で妥協点を見出していくことが大切です。
- 3. 妥協することを学ぶ
勤務時間の長い医師同士の結婚では、仕事と家庭のバランスを保つことは容易ではないでしょう。多忙な仲ですれ違いが生じ、そのバランスが崩れてしまうことは望ましくありません。
夫婦がより良い関係を築くためには、絶えずコミュニケーションをとり、二人で意思決定をすることが必要です。お互いの意見を尊重し、相手の希望と擦り合わせながら生活を送りましょう。
日本とアメリカ、医師が直面する現実には共通点がある
今回はAMAのコラムから、2つの記事をご紹介しました!
アメリカでも、日本と同様にして医師同士の結婚の割合は高く、良好な関係を保つためにはお互いのキャリアの擦り合わせが不可欠であることがわかりました。
引き続き、iCoi Blogでは女性医師のライフスタイルを支え、よりよい医療につなげる記事を発信していきます!
この記事のライター
さき
関東圏の女子医学生。 内科系、統計学や疫学に興味があります。
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