男性医師が結婚を決めたタイミングはいつ?麻酔科医師に聞いてみた!
男性医師はどんなときに結婚を決断するのか、女性から見ると興味あるトピックかもしれません。筆者は数年前に結婚しましたが、それを機にキャリアも大きく変わることとなりました。本記事は結婚のタイミングをどのように考えたか、麻酔科医である筆者の実例を書いてみます。
目次
筆者は何者?
結婚より先に働き方を変えた
私は結婚の決断より先に、働き方の変更(フリーター化)が先でした。30歳ぐらいまでは比較的ハードな働き方をしており、体力も時間も喪失している感覚がありました。同じ施設で同じ働き方を続けても、喪失に見合うリターンがないように感じていました。20代は仕事にいっぱい費やしたから、30代はプライベートの充実を図りたかったし、20代で頑張った分、技術的な貯金がありそうな気がしていました。
30歳はやはり節目として大きく感じたので、30歳を過ぎたころ、仕事のスタイルを変えました。ちょうど専門医が取れるころだったのですが、「資格が取れたから」というよりは、「市場の要求水準がわかるくらいのレベルに到達したので大丈夫だと思った」というのが正直なところです。
働き方を変えたら、結婚に向かうのは自然な流れだった
プライベートに余裕ができたので、結婚を考えるのは自然な流れでした。フリーターになって「仕事が忙しいから結婚しない」みたいな言い訳も立たなくなりましたので。
30歳で余裕ができたとき何に注力するか。居住地・趣味・お付き合いの状況など個人によると思います。独身フリーターは自由ですから、様々な選択肢があります。別の病院で働いてみる、留学する、医師以外の職と兼業、遊びまくる、など。しかし、なぜ結婚を決断したかというと、正直なところ、結婚をしない場合の将来への悲観でした。(※注 妻を愛してないとは一言も言ってないぞ)
30歳ともなれば、現実的な人生観で結婚を考える
SNSを見れば、このようなリアルな話であふれています。
これらの話は、周囲の結婚しない人を見ても、実感が伴うものでした。
愛する人と出会って盛り上がって幸せの絶頂で結婚、めでたしめでたし…こんなおとぎ話のような結婚ができるのなら、20代までに結婚していたはずです。30歳にもなると、現実を見るようになります。私はドラマの主人公ではない、何者でもない只の人なのだから、平凡な暮らしとありきたりな家庭を過ごしたい。こういう考えは少なからず結婚の決断に影響しました。
独り立ちのタイミングは結婚のよい決断時期
筆者はフリーター化、30歳という年齢が結婚の契機だったわけですが、一般的に医師の独り立ちのタイミングは結婚のよい決断時期だと思います。生活も変わって決断したい気分になっていると思うので、一層決断力が発揮されます。
独り立ちといっても別に全部ひとりでできる必要はなくて、雇用市場の需要を満たせる、が一つの基準と考えていいと思います。臨床研修病院~後期研修先はどうしても中核病院になるので、その中にいると世間の要求水準はわかりにくかったりします。医局にいれば医局が持ってるバイトをこなす、そうでなければバイト業者のサイトを見て、可能なら非常勤をやってみる、というのも良いと思います。
なお麻酔科は比較的独り立ちが早い科と言われます。診療科や専門領域によってはもっと遅くなってしまうかもしれませんね。
遊びや恋愛の実績も必要では?
一方仕事だけでははなく、余暇のキャリアも大事だと思います。趣味も、遊びも、恋愛も、独身時代にしっかりやっておくのをお勧めします。結婚に踏み切れない最大の要素は「結婚したら遊べなくなる」ではないでしょうか。未練は後ろ髪を引っ張ります。
恋愛経験が人生の糧と思うのであれば、いろんな人にあって失敗を覚悟で恋愛するのも結婚前にしかできません(未練が残って結婚後に恋愛してる人もいますよね)。iCoiは医師同士の出会いを作る場ですが、別に(他の出会いで)医師に限らず他業との恋愛もいっぱいやればいいと思うのです。最後に医師同士の良さが再確認できるならそれでいい。結婚にまっすぐ行くのもいいですが、案外回り道して恋愛するのもいいと思いますよ。
この記事のライター
KCP ニッチな麻酔科ライター
フリー麻酔科医のライターです。ニッチな麻酔の記事を書いたりしていますhttp://note.com/kcp。仕事依頼などはX(Twitter)のDMから。https://twitter.com/KCP58227768
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