01はじまりは、医師でした
iCoiは、友人の女性医師の「出会いがない」という一言から始まりました。医師免許という、誰が見ても確かめられる資格がある。それを確かめるだけで、素性の不確かさという婚活最大の不安が、一つ消える。そう考えたのが最初です。
最初は、医師と医学生だけのアプリでした。そこへ、確かめられた相手と出会いたいという声に応えて医師以外の方にも門戸を開くと、医師の登録も、かえって大きく増えました。出会いの機会が増えた場所に、人は集まるからです。リリースから4年。登録は累計5万人以上、うち医師・医学生は2万人を超えました。
会員の声を聞くうちにわかったのは、求められていたのが「医師」という肩書きだけではなかったことです。育ってきた環境や、大事にしてきたものを分かち合える相手。それが、確かめられた形で求められていました。
医師免許のほかに、それを書類で確かめられるものは何か。行き着いたのが、学歴です。医師を中心に置いたまま、確かめられる範囲を広げました。今回も、同じことが起きると考えています。出会いの機会は、医師にとっても、対象大学の方にとっても、それ以外の方にとっても、前より大きくなる。
02なぜ、学歴を認証するのか
日本の平均初婚年齢は、男性が31.1歳、女性は29.8歳(厚生労働省・2024年)。大学を出てから、すでに10年近くが過ぎています。人柄も、優しさも、一緒にいて心地よいかどうかも、学歴からはわかりません。
それでも学歴を確かめるのは、その人の背景を書類で確かめられる、数少ない手がかりだからです。どんな環境で育ち、何を大事にして、何を続けてきたのか——それを分かち合える相手と出会いたいという願いは、たしかにあります。iCoiは、その願いを否定せず、確かめて応えることにしました。
対象は、はっきり決めています。医師・医学生。そして、東京大学・京都大学・早稲田大学・慶應義塾大学・一橋大学・東京科学大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学の卒業生と在学生です。
この線引きが、正解かは分かりません。曖昧にしておいた方が、角は立たなかったと思います。それでも、誰を対象にしているのかを言わないまま、実際には何も確かめていない——そういう場所にはしたくなかった。割り切れなさが残るのは承知のうえで、私たちはこちらを選びました。
03学歴で、すべてを決めない
とはいえ、学歴はあくまで、入口です。
確かめているのは学歴だけではありません。勤務先も、プロフィール写真が本人のものかどうかも確かめています。プロフィールは多くの項目が埋められるように設計し、価値観を問う質問に自分の言葉で回答できるようにしました。
学歴、資格、職業、写真、その人の言葉——確かめられた事実を何枚も並べることで、その人の輪郭が、いくつもの角度から浮かび上がります。
04差し出すものが、ちがうだけ
医師と対象大学の方は、メッセージを含む基本機能を無料でお使いいただけます。本人確認、医師免許証や卒業証明書の確認、勤務先の確認——いくつもの審査を通る手間を、すでに引き受けてもらっているからです。
一般ユーザーの方には、メッセージのご利用に料金をいただいています。確かめられた相手と出会えることには、それだけの価値があると考えているからです。そして料金には、もうひとつの意味があります。ただで入れる場所にしないこと。それが、誠実に出会いを探している人の——書類を揃え、審査を終えて待っている人の——安心になります。
手間で示すか、料金で示すか。差し出すものが違うだけで、どちらも本気であることを自分の側から示している。iCoiは、そういう人たちの場所です。
05つくりたいもの
年収や肩書きを見せ合い、序列をつける場所。素性を隠したまま、相手を使い捨てにできる場所。そういうものにはしたくありません。
つくりたいのは、その反対です。堅実さや誠実さがしっかり評価される場所。iCoiが情報を確かめるのは、順位をつけるためではありません。名乗ったとおりの人かどうか、それだけです。
また、全員に本人確認をお願いし、違反の記録は本人に紐づけて残しています。遊び目的で使うには割に合わない設計です。
誠実な人が、誠実なまま報われること。守り続けているのは、その一点です。
06さいごに
「確かな相手と出会いたい」という想いを、大切にできる場所でありたい。iCoiは、これからを真剣に考える人のための出会いをつくります。
株式会社iCoi 代表